ドイツの航空機ブランドJUNKERS（ユンカース）社から発表された Bauhaus シリーズ。
旧東ドイツに属した DESSAU（デッサウ）、1925〜1935までおかれたバウハウス（総合造形学校）の面影を残す工業都市。ユンカース創設者ヒューゴユンカースは、バウハウスの理解者であり、後援者としてその発展を支え続けた。1996年、バウハウス関連の建築物が世界文化遺産に登録されて、ドイツ人の誇りとして現在もそのデザイン哲学は息づいている。

ユンカース バウハウスシリーズ
ヒューゴユンカースは優れたエンジニアであると同時に、20世紀初頭ドイツに起こった表現主義と呼ばれる芸術運動の重要な後援者でもありました。作家たちへの物心両面にわたるサポート、芸術への理解と協力を通して親密な交流と関係が、デッサウ（ドイツの都市）を中心に活動したバウハウスの芸術家達と築き上げられました。
高名なバウハス派のデザイナー、建築家として知られるマルセロ　ブライヤーは「優れた作家はエンジニア（技術者）の意見に耳を傾け、一緒に作品を作り上げてゆく」と語っています。
時代の先駆者であり傑出したエンジニアとして、また強力な後援者としてヒューゴユンカースはバウウスの哲学「美の追及その精神」を彼自身の航空機哲学に引き継いでいるのです。